さて、今回、千葉日報のニュースは、イオンの禁煙の素晴らしいお知らせ。
ただ禁煙にするというだけでは、喫煙者はどこでタバコを吸おうかと頭を巡らせるであろうから、禁煙プログラムとセットにするのは、企業の社会的な役割を担っていると思います。
禁煙は、喫煙者がタバコをやめることだけでなく、タバコを吸わないのに、タバコの副流煙を受けてしまう受動喫煙、そして、喫煙者にくっ付いてる有害物質や部屋の壁から、換気扇から、空気の換気システムなどから漏れ出した有害物質を受ける三次喫煙の害も含めて無くすことだ。
そこにタバコを吸ってる人がいなくても痕跡は残る。
日本語で言う受動喫煙は、英語ではスモークフリー(smokefree) と禁煙を表現する。スモークフリーは、広く働きかける言葉のような印象だ。受動喫煙、二次喫煙、三次喫煙、と喫煙していないのに喫煙と言うのは何だ?とも感じる。英語で、パッシブスモーキング(passive smoking)やセカンドハンドスモーク(second-hand smoke)やさらにサードハンドスモーク(third-hand smoke)と分けて表現もするが。しかし、スモークフリー(smokefree) はつまり煙のない社会だ。
「イオン、千葉市美浜区、は、1月25日、今年3月までに国内グループ会社115社で就業時間内禁煙を開始すると発表した。対象は、グループ社員約45万人。新型コロナウイルス感染防止のため推進している在宅勤務でも就業時間中は禁煙とする。同社によると、対象は、ショッピングセンター「イオンモール」や総合スーパー「イオンスタイル」などを含む国内115車の全事業所。休憩時間を除く就業時間内を禁煙とする他、各事業所の敷地内禁煙も始める。
従業員の禁煙支援として、専門医の指導を遠隔で受けられるオンライン禁煙プログラムを拡充。数日間の禁煙体験プログラムも用意する。
従業員の健康増進や受動喫煙の防止につなげる。他のグループ会社19社、6万人従業員にも順次拡充する。
2019年7月から本社敷地内で全面禁煙を開始。新型コロナウイルスの流行で喫煙室の密を防止するため、ショッピングセンター屋内の客用喫煙室と従業員用喫煙室を閉鎖している。」
企業は、従業員の健康を守る、社会的な責任を引き受ける。客は、社会に生きている。現状を受け入れて生活する。公共の場を利用している。公共の場でタバコを吸えることはもうないのだと気づくべきである。