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バンクーバー(カナダ)発
バンクーバー地域では、みんなの足となっている、フェリーの全面禁煙化に関するニュースです。ブリティッシュコロンビア州の法改定に従って、フェリー会社が来年から実施するというものです。
日本でも禁煙や受動喫煙に関する似たような記事は、結構ありますが、比較して、感心する点や羨ましい点が幾つもあります。
1番目は、多くのメディアがタイムリーに取り上げている点です。アメリカ、カナダの北米では、全国紙は例外的で、地域メディアが小まめに活動しています。日本では、政治関連と言えば国会レベルで、政局の話、スキャンダルがメイン。地域議会や自治体への関心は希薄で、監視ができていません。あわせて、世論へのリスペクト(敬意、尊重)の欠如も大いに感じます。
Do you agree with the decision to ban smoking on BC Ferries vessels? Yes/No という具合に、常に問いかけてもらいたいものです。
2番目は、企業経営者もメディアも顧客だけではなく、従業員を主要なステークホルダー(利害関係者)を捉えていることです。ここでも、for other passengers and employeesとあります。日本では、経営者と顧客という2者間での議論に終始している場合が殆どです。タバコ問題に多くのステークホルダーが存在し、故に問題が複雑になっていることを理解できない、メディアの資質の欠如に起因すると感じます。
3番目は、常に電子タバコはじめ、紙巻タバコ代替品についても、議論、監視の対象になっている点です。日本の場合には、あえてその議論を避けて、JTの戦略を国家、メデイアぐるみで擁護しているように感じます。
(written by JIMA)